「親のクレジットカードに海外旅行保険が付いていれば、子どもも補償される?」
子どもを連れて海外へ行くとき、気になるのが旅行中の病気やケガです。
しかし、クレジットカードに海外旅行保険が付いていても、カードを持っていない子どもまで自動的に補償されるとは限りません。
小さな子どもも補償対象にしたい場合は、家族カードの有無ではなく、海外旅行保険に「家族特約」が付いているかを確認する必要があります。
この記事では、子どもも海外旅行保険の対象になるクレジットカードを5枚厳選し、年会費、子どもの治療費用、保険の適用条件などを比較します。
※本記事の情報は2026年7月24日時点のものです。実際の保険適用可否は、カード会社の保険約款や申込前の案内をご確認ください。
家族特約付きクレジットカードを選ぶべき家庭とは
家族特約付きクレジットカードは、次の条件に当てはまる家庭に向いています。
19歳未満の子どもと海外旅行へ行く機会があり、カードの旅行特典やポイントも日常的に活用でき、保険の適用条件を出発前に確認できる家庭
反対に、海外旅行が一度限りの場合や、カード付帯保険では補償額が足りない場合は、一般の海外旅行保険を利用した方が分かりやすい可能性があります。
ただし、「家族特約があるから安心」と判断するのではなく、子どもの対象条件、治療費用、利用付帯・自動付帯、旅行代金の支払条件まで確認したうえで選びましょう。
家族特約付きカードは、旅行のたびに保険を申し込む手間を減らせる一方、年会費がかかるカードも少なくありません。
つまり、次のように選ぶと判断しやすくなります。
- 年に何度か家族で海外へ行く:家族特約付きカードを検討
- 数年に一度しか海外へ行かない:旅行ごとに保険へ加入
- 乳幼児を連れて行く:カード会社に対象条件を確認
- 補償額が心配:カード付帯保険と一般の海外旅行保険を併用
なお、家族カードが発行できても、小さな子どもが保険の対象になるとは限りません。カードを比較するときは、「家族カードあり」ではなく、カードを持たない子どもに家族特約が付くかを確認しましょう。
クレジットカードの海外旅行保険は子どもも対象になる?
クレジットカードに海外旅行保険が付いていても、補償対象がカード会員本人だけの場合があります。カードを持てない年齢の子どもも補償対象にしたい場合は、次のどちらかが必要です。
- カード付帯保険に家族特約がある
- 子どもを対象にした海外旅行保険へ別途加入する
家族特約とは、クレジットカードを持っていない家族も、カード付帯の海外旅行保険の対象にできる仕組みです。
対象者の範囲はカードによって異なりますが、19歳未満の子どもや、生計を共にする未婚の子どもなどが対象になります。JCBでは、本会員と生計を共にする19歳未満の子どもを家族特約の対象としています。
子どもと海外へ何度も行く予定があるなら家族特約付きカード、今回限りの旅行なら子ども用の海外旅行保険を別途申し込む方法が分かりやすいでしょう。
家族カードと家族特約は別の仕組み
「家族カードが無料なら、子どもも保険の対象になる」と考えやすいですが、家族カードと家族特約は別の仕組みです。
家族カードは、一般的に18歳以上の配偶者、子ども、両親などに発行する追加カードです。小学生や中学生など、クレジットカードを持てない年齢の子どもには発行できません。
一方、家族特約は、カードを持っていない子どもなども海外旅行保険の対象にするための補償です。子連れ海外旅行で確認したいのは、家族カードの年会費だけでなく、カードを持たない子どもが保険の対象になるかです。
子どもも海外旅行保険の対象になるおすすめクレジットカード5選
今回紹介する5枚を比較すると、次のようになります。
| カード | 画像 | 本会員年会費 | 子どもの傷害・疾病治療費用 | 保険の主な適用条件 | 向いている家庭 |
|---|---|---|---|---|---|
| JCBゴールド | ![]() | 11,000円 | 各200万円限度 | 利用付帯 | 年会費と補償のバランスを重視 |
| JAゴールドカード | ![]() | 11,000円 | 各200万円限度 | 自動付帯 | 旅行代金の決済条件を避けたい |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメックス | ![]() | 22,000円 | 各300万円限度 | 自動付帯 | 子どもの治療費補償を重視 |
| 三井住友カード プラチナプリファード | ![]() | 33,000円 | 各200万円限度 | 利用付帯 | ポイント還元も重視 |
| アメックス・ゴールド・プリファード | ![]() | 39,600円 | 各200万円限度 | 利用付帯 | ホテルや旅行特典も利用したい |
※家族特約の対象範囲や適用条件はカードごとに異なります。
JCBゴールド|年会費と補償のバランスで選びやすい
子どもの海外旅行保険を用意しながら、年会費をできるだけ抑えたい家庭には、JCBゴールドが有力です。オンラインで入会した場合は初年度年会費無料で、2年目以降は11,000円。家族カードは1名まで無料で、2人目以降は1名につき1,100円です。
基本情報
| 本会員年会費 | 初年度無料、2年目以降11,000円 |
|---|---|
| 家族カード | 1名無料 |
| 国際ブランド | JCB |
| 家族特約の対象 | 本会員と生計を共にする19歳未満の子ども |
| 傷害治療費用 | 200万円限度 |
| 疾病治療費用 | 200万円限度 |
| 救援者費用 | 200万円限度 |
| 保険の条件 | 利用付帯 |
JCBゴールドの家族特約では、本会員と生計を共にする19歳未満の子どもが対象です。
子どもの傷害・疾病治療費用は、それぞれ200万円限度。傷害死亡・後遺障害は最高1,000万円、賠償責任は2,000万円限度、救援者費用は200万円限度となっています。
- 19歳未満の子どもを対象とする家族特約がある
- 年会費が11,000円で比較的持ちやすい
- 家族カード1名分が無料
- 国内主要空港やハワイの対象ラウンジを利用できる
- 国内旅行や日常の買い物にも使いやすい
今回紹介する5枚のなかでは、年会費と補償内容のバランスが取りやすいカードです。海外旅行へ毎年行く家庭だけでなく、「今後、子どもを海外へ連れて行く可能性がある」という家庭も検討しやすいでしょう。
保険適用時の注意点
JCBゴールドの海外旅行保険は利用付帯です。本会員または家族会員のカードで、搭乗する公共交通機関や募集型企画旅行の料金などを支払う必要があります。
旅行代金がかからない乳幼児などは、保険の適用条件を満たさず、対象外になる場合があります。航空券やツアーを予約する前に、子どもが補償対象になるか確認しておきましょう。
- 19歳未満の子どもを連れて海外へ行く
- 年会費を1万円前後に抑えたい
- 夫婦で家族カードを利用したい
- 空港ラウンジも利用したい
- 補償と年会費のバランスを重視したい
子どもの海外旅行保険を目的に、最初に検討しやすい1枚です。
JAゴールドカード|自動付帯の家族特約が魅力
旅行代金の支払条件を気にせず、子どもの海外旅行保険を準備したい家庭には、JAゴールドカードが候補になります。
本会員年会費は11,000円で、家族カードは無料です。海外旅行傷害保険は自動付帯のため、対象となる旅行代金をカードで支払っていなくても補償が適用されます。
基本情報
| 本会員年会費 | 11,000円 |
|---|---|
| 家族カード | 無料 |
| 国際ブランド | Visa・Mastercard |
| 家族特約の対象 | 配偶者、同居の両親、未婚の子どもなど |
| 傷害治療費用 | 200万円限度 |
| 疾病治療費用 | 200万円限度 |
| 救援者費用 | 200万円限度 |
| 保険の条件 | 自動付帯 |
JAゴールドカードの家族特約は、本人会員の配偶者、生計を共にする同居の両親、生計を共にする未婚の子どもなどが対象です。
両親や子どもについては、収入がないことなどの条件があります。年齢だけでなく、生計や収入の条件で対象者が決まる点に注意しましょう。
家族特約対象者の傷害・疾病治療費用は、それぞれ200万円限度。傷害死亡・後遺障害は最高1,000万円、賠償責任は3,000万円限度です。
- 海外旅行保険が自動付帯
- 旅行代金をカードで支払わなくても適用される
- 家族カードが無料
- 子どもだけでなく配偶者や両親も対象になり得る
- VisaまたはMastercardを選べる
旅行代金が発生しない乳幼児を連れて行く場合、利用付帯のカードでは「子どもの料金をカードで支払えない」という問題が生じることがあります。
JAゴールドカードは自動付帯のため、決済条件を満たせるか心配な家庭にも使いやすいでしょう。
気になるところ
JAゴールドカードを申し込むには、JAバンクの口座が必要です。
また、家族特約の対象となる子どもについては、生計や収入などの条件があります。「未婚の子どもなら全員対象」とは限りません。
JA-SSや直売所の優待、ロードアシスタンスなど、日常で利用しやすいサービスもありますが、JAバンクとの取引がない人には申込手続きがやや分かりにくい可能性があります。
- 乳幼児を連れて海外旅行へ行く
- 利用付帯の決済条件が気になる
- JAバンクの口座を利用している
- VisaまたはMastercardのゴールドカードが欲しい
- 家族カードの年会費も抑えたい
保険の適用条件をシンプルにしたい家庭に向いています。
三菱UFJカード・プラチナ・アメックス|子どもの治療費補償を重視
子どもの病気やケガに対する治療費用を重視するなら、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードが有力です。
本会員年会費は22,000円。家族カードは1名無料で、2人目以降は1名につき3,300円です。
基本情報
| 本会員年会費 | 22,000円 |
|---|---|
| 家族カード | 1名無料 |
| 国際ブランド | American Express |
| 家族特約の対象 | 配偶者、同居の両親、未婚の子ども |
| 傷害治療費用 | 300万円限度 |
| 疾病治療費用 | 300万円限度 |
| 救援者費用 | 500万円限度 |
| 保険の条件 | 自動付帯 |
家族特約の対象者は、本人会員の配偶者、生計を共にする同居の両親、生計を共にする未婚の子どもです。家族特約対象者の傷害・疾病治療費用は、それぞれ300万円限度。賠償責任は1億円限度、救援者費用は500万円限度です。
今回紹介する5枚のなかでは、子どもの治療費用と救援者費用が比較的手厚く設定されています。
- 家族特約の治療費用が各300万円限度
- 救援者費用が500万円限度
- 海外旅行保険が自動付帯
- 家族カード1名分が無料
- 空港ラウンジやコンシェルジュなどのプラチナ特典もある
海外旅行中に子どもが入院すると、治療費だけでなく、親の宿泊延長、帰国便の変更、家族の渡航などが必要になる可能性があります。
治療費用だけでなく、救援者費用の補償額も確認しておきたい家庭に向いています。
気になるところ
年会費は22,000円で、JCBゴールドやJAゴールドカードの2倍です。
国際ブランドはAmerican Expressのみのため、海外での決済店舗を広く確保したい場合は、VisaまたはMastercardのサブカードを用意しておくと安心です。
また、自動付帯であっても、傷害死亡・後遺障害の最高額は、旅行代金をカードで支払ったかどうかによって異なります。
- 海外旅行保険の自動付帯を希望する
- 子どもの治療費用を重視したい
- 救援者費用も手厚くしたい
- プラチナカードの旅行特典も利用したい
- 年会費よりも補償内容を優先したい
自動付帯と補償額の両方を重視する家庭に適しています。
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三井住友カード プラチナプリファード|ポイントも重視したい家庭向け
海外旅行保険だけでなく、普段の支払いによるポイント還元も重視したい家庭には、三井住友カード プラチナプリファードが候補になります。
年会費は33,000円で、家族カードは無料。通常は100円につき1ポイントが貯まり、年間利用額に応じた継続特典も用意されています。
基本情報
| 本会員年会費 | 33,000円 |
|---|---|
| 家族カード | 無料 |
| 国際ブランド | Visa |
| 家族特約の対象 | 19歳未満の同居親族、別居の未婚の子 |
| 傷害治療費用 | 200万円限度 |
| 疾病治療費用 | 200万円限度 |
| 救援者費用 | 200万円限度 |
| 保険の条件 | 利用付帯 |
家族特約の対象は、本会員と生計を共にする19歳未満の同居親族、または19歳未満の別居の未婚の子です。傷害・疾病治療費用はそれぞれ200万円限度、傷害死亡・後遺障害は最高1,000万円、携行品損害は50万円限度です。
- 19歳未満の子どもを対象とする家族特約がある
- 家族カードを無料で発行できる
- 通常ポイント還元率が1%
- 年間利用額に応じた継続特典がある
- 海外での外貨ショッピングに追加ポイントが付く
- Visaブランドで海外でも使いやすい
旅行専用カードとして保有するよりも、日常の生活費、旅行代金、固定費などをまとめて利用する家庭に向いています。
年間利用額が多い家庭では、ポイント特典によって年会費の負担を抑えやすくなるでしょう。
保険適用時の注意点
家族特約を適用するには、事前に家族特約対象者の旅費などをカードで支払う必要があります。
また、三井住友カードには「選べる無料保険」があります。海外旅行保険から別の補償プランへ切り替えている場合、旅行時に必要な保険が付いていない可能性があります。出発前に、現在選択している保険プランを確認しておきましょう。
- カード利用額が年間100万円以上になる
- ポイント還元も重視したい
- 海外でVisaカードを使いたい
- 家族カードを無料で持ちたい
- 19歳未満の子どもと海外へ行く
旅行保険だけでなく、年間を通じたポイント収益も重視したい家庭向けです。
アメックス・ゴールド・プリファード|ホテル特典も楽しみたい家庭向け
海外旅行保険に加えて、ホテルや空港関連の特典も利用したい家庭には、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カードが候補になります。
年会費は39,600円で、家族カードは2枚まで無料。年間200万円以上利用すると、対象ホテルの1泊2名分の無料宿泊券を受け取れる継続特典があります。
基本情報
| 本会員年会費 | 39,600円 |
|---|---|
| 家族カード | 2枚まで無料 |
| 国際ブランド | American Express |
| 家族補償の対象 | 配偶者、生計を共にする子どもや両親など |
| 傷害治療費用 | 200万円限度 |
| 疾病治療費用 | 200万円限度 |
| 救援者費用 | 300万円限度 |
| 保険の条件 | 利用付帯 |
旅行代金をカードで支払うと、基本カード会員や家族カード会員だけでなく、その配偶者や、生計を共にする子ども・両親なども補償対象になります。家族に対する傷害・疾病治療費用はそれぞれ200万円限度、傷害死亡・後遺障害は最高1,000万円、救援者費用は300万円限度です。
- カードを持たない子どもも補償対象になり得る
- 家族カードを2枚まで無料で発行できる
- プライオリティ・パスを年間2回まで無料で利用できる
- 対象空港で手荷物無料宅配サービスを利用できる
- 24時間対応の海外サポートがある
- 条件達成でホテル無料宿泊特典を受け取れる
空港、ホテル、海外でのサポートなど、旅行全体の快適さを重視する家庭に向いています。
気になるところ
年会費は39,600円と高めです。
海外旅行保険だけを目的に発行すると、年会費に対するメリットを感じにくい可能性があります。ホテル特典、ポイント、家族カード、空港サービスなども含めて活用できるか検討しましょう。
また、旅行傷害保険は利用付帯です。航空券やパッケージツアーなどの料金をカードで支払う必要があります。
- 家族でホテル旅行を楽しみたい
- 家族カードを2枚発行したい
- 空港サービスを重視する
- 年間200万円以上カードを利用する
- 海外での日本語サポートも重視したい
補償だけでなく、旅行体験そのものを充実させたい家庭向けです。
家族特約付きクレジットカードを選ぶポイント
子どもの海外旅行保険を目的にカードを選ぶ場合は、死亡・後遺障害の最高額だけで判断しないことが大切です。
特に確認したいのは、次の4点です。
傷害・疾病治療費用を確認する
海外旅行保険では、「最高1億円」といった金額が大きく表示されていることがあります。
しかし、この金額は主に死亡・後遺障害の補償です。旅行中に子どもが発熱したり、転倒してケガをしたりした場合に使うのは、傷害治療費用や疾病治療費用です。
今回紹介したカードでは、子どもの治療費用は100万円から300万円程度に設定されています。
海外では治療費や緊急移送費が高額になる場合があります。外務省も、海外旅行保険に加入していなかったことで1,000万円を超える医療費を自己負担した事例があるとして、十分な補償内容の保険への加入を推奨しています。
自動付帯と利用付帯を確認する
海外旅行保険には、自動付帯と利用付帯があります。
自動付帯
カードを持っていることで、所定の条件を満たす旅行に保険が適用される仕組みです。
利用付帯
航空券、公共交通機関、募集型企画旅行などの料金をカードで支払うことで、保険が適用される仕組みです。
子どもの家族特約が利用付帯の場合、親自身の旅行代金だけでなく、子どもの旅費をカードで支払う必要があるカードもあります。
乳幼児で航空券やツアー料金がかからない場合は、適用条件を満たせない可能性があります。
家族特約の対象範囲を確認する
家族特約の対象範囲は、カードによって異なります。
主な基準には、次のようなものがあります。
- 19歳未満であること
- 本会員と生計を共にしていること
- 未婚であること
- 同居していること
- 収入がないこと
同じ「子ども」であっても、年齢、婚姻、収入、同居・別居などによって補償対象外になる場合があります。
旅行前に、子どもが家族特約の対象条件を満たしているか確認しましょう。
年会費と旅行回数のバランスを見る
海外旅行へ行く回数が少ない家庭の場合、年会費の高いカードを保険だけのために持つ必要はないかもしれません。
年会費11,000円前後のカードと、必要な旅行だけ一般の海外旅行保険へ加入する方法もあります。
一方、年に何度も海外へ行く家庭や、ホテル、空港ラウンジ、ポイント特典なども活用できる家庭は、年会費の高いカードを持つメリットがあります。
家族特約付きカードを選ぶのを検討すべき人
家族特約付きクレジットカードは、海外旅行へ行くすべての家庭に必要なわけではありません。
家族特約付きクレジットカードを選ぶべき人は、結論として、家族特約付きクレジットカードを選ぶべきなのは、カードを持てない年齢の子どもと海外旅行へ行き、旅行のたびに保険を用意する手間を減らしたい家庭です。
一般的なカード付帯の海外旅行保険は、カード会員本人や家族カード会員だけが補償対象です。一方、家族特約が付いているカードでは、本会員と生計を共にする19歳未満の子どもなど、カードを持っていない家族も補償対象になります。
家族特約付きカードが向いている人は、次のとおりです。
未成年の子どもと海外旅行へ行く人
小学生や中学生、乳幼児は、本人名義のクレジットカードや家族カードを持てません。
親のカードに海外旅行保険が付いていても、子どもまで補償されるとは限らないため、カードを持たない子どもが対象になる家族特約を確認する必要があります。
特に、家族旅行、海外赴任への同行、親子留学、ホームステイなどを予定している家庭は、家族特約付きカードを検討する価値があります。
今後も家族で海外へ行く予定がある人
一度限りの旅行ではなく、今後も家族で海外旅行へ行く予定がある人にも向いています。
旅行のたびに子どもの保険を探して申し込む方法もありますが、家族特約付きカードを保有していれば、所定の条件を満たす旅行で繰り返し補償を利用できます。
年会費だけで判断せず、空港ラウンジ、ポイント還元、ホテル優待、家族カードなど、旅行以外の特典も活用できるかで選ぶとよいでしょう。
子どもの旅行保険をまとめて管理したい人
家族ごとに別々の海外旅行保険へ加入すると、契約内容や緊急連絡先、補償期間の管理が複雑になることがあります。
親のクレジットカードに家族特約があれば、カード付帯保険として家族分の補償を確認しやすくなります。
ただし、家族全員の補償内容が同じとは限りません。カード会員本人よりも、家族特約対象者の治療費用や救援者費用が低く設定されているカードもあります。
子どもの病気やケガに備えたい人
子連れ海外旅行で実際に確認したいのは、傷害死亡・後遺障害の最高額だけではありません。
旅行中の発熱、感染症、転倒、骨折などで利用する可能性があるのは、主に次の補償です。
- 傷害治療費用
- 疾病治療費用
- 救援者費用
- 賠償責任
- 携行品損害
カードを比較するときは、「海外旅行保険最高1億円」といった表示だけでなく、子どもに適用される傷害・疾病治療費用がいくらかを確認することが大切です。
家族特約の適用条件を管理できる人
家族特約付きカードであっても、カードを持っているだけで保険が適用されるとは限りません。
利用付帯のカードでは、対象となる公共交通機関や募集型企画旅行の料金を、出発前などにカードで支払う必要があります。JCBでも、対象となる旅行代金のカード決済を保険適用条件としています。
そのため、次の点を旅行前に確認できる人に向いています。
- 誰の旅行代金を支払う必要があるか
- 航空券だけで条件を満たせるか
- ホテル代だけでも対象になるか
- 無料で搭乗する乳幼児も対象になるか
- 保険の対象となる旅行期間
- 現在選択している付帯保険の種類
支払条件を管理するのが難しい場合は、自動付帯の家族特約があるカードや、一般の海外旅行保険を選ぶ方法もあります。
家族特約付きカードを無理に選ばなくてもよい人
次のような人は、年会費のかかる家族特約付きカードを無理に持つ必要はありません。
海外旅行へほとんど行かない人
家族で海外へ行く予定が当面ない場合は、家族特約を目的にゴールドカードやプラチナカードを持つ必要性は低いでしょう。
実際に海外へ行くときだけ、子どもを含めて一般の海外旅行保険へ加入する方法があります。
国内旅行が中心の人
家族特約は、主に海外旅行傷害保険に関係する補償です。
国内のホテル、温泉、テーマパークなどへの旅行が中心なら、家族特約よりも次の特典を重視した方が使いやすい可能性があります。
- ホテルやレジャー施設の優待
- 旅行予約サイトで使えるポイント
- 基本還元率
- 家族カードの年会費
- 国内旅行保険
- 空港ラウンジ
国内旅行が中心なら、年会費無料のJCB カード S、リクルートカード、楽天カードなども候補になります。
カード付帯保険だけでは補償額が足りない人
家族特約があっても、子どもの傷害・疾病治療費用は200万~300万円程度に設定されているカードが中心です。
渡航先や旅行内容によっては、カード付帯保険だけでは不足する可能性があります。
次のような場合は、家族特約付きカードだけでなく、一般の海外旅行保険も検討した方が安心です。
- 医療費が高い国や地域へ行く
- 滞在期間が長い
- 乳幼児を連れて行く
- 持病やアレルギーがある
- マリンスポーツなどを予定している
- 緊急移送費用を手厚くしたい
旅行ごとに必要な補償を選びたい人
渡航先や日数、旅行内容が毎回大きく異なる人は、クレジットカードの固定された補償内容よりも、旅行ごとに一般の海外旅行保険を選ぶ方が適していることがあります。
家族特約付きカードは便利ですが、補償額や対象者、利用条件を自由に設定できるわけではありません。
家族特約付きクレジットカードは、次の条件に当てはまる家庭に向いています。
クレジットカード付帯保険だけで足りる?
クレジットカードの家族特約は、子どもの海外旅行保険を準備する方法のひとつです。
ただし、カード付帯保険だけで十分とは限りません。
今回紹介したカードでは、子どもの傷害・疾病治療費用は200万円から300万円程度です。
渡航先、旅行期間、子どもの年齢、予定しているアクティビティによっては、補償額が不足する可能性があります。
外務省は、海外での医療費や緊急移送費が高額になることがあるため、十分な補償内容の海外旅行保険へ加入するよう案内しています。
次のような旅行では、一般の海外旅行保険を追加すると安心です。
- アメリカやハワイなど医療費が高い地域へ行く
- 乳幼児を連れて行く
- 滞在期間が長い
- マリンスポーツやアウトドア体験を予定している
- 持病やアレルギーがある
- 緊急移送費用まで手厚く備えたい
クレジットカード付帯の保険で足りない補償だけを、一般の海外旅行保険で追加する方法もあります。
子どもの海外旅行保険に関するよくある質問
まとめ
クレジットカードに海外旅行保険が付いていても、カードを持っていない子どもが自動的に補償されるとは限りません。
子どもの保険を準備したい場合は、家族カードではなく、家族特約や家族向け補償の有無を確認しましょう。
年会費と補償のバランスを重視するなら、JCBゴールドが選びやすいでしょう。
利用付帯の支払条件を避けたいなら、海外旅行保険が自動付帯するJAゴールドカードや三菱UFJカード・プラチナ・アメックスが候補になります。
ポイント還元を重視するなら三井住友カード プラチナプリファード、ホテルや空港サービスまで活用したいならアメックス・ゴールド・プリファードが向いています。
ただし、海外では医療費や緊急移送費が高額になる場合があります。
クレジットカード付帯保険の補償額だけで足りるかを確認し、不足する場合は一般の海外旅行保険も組み合わせて、家族全員が安心して出発できる準備を整えましょう。







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